つながる

2017/11/12

品川駅構内で、東日本の野菜を応援する売り場。たくさんの人が買っていました。

震災関連の言葉を見聞きすると、たとえば今日も 商店街で 義援金を集めていたり・・・・がんばろう日本、東北の野菜フェアがあったり、そんなものをみると、なんだか涙が出ます・・・まさに黄体期です・・・・ホロホロ。

そして、最大級にわたしの涙腺をコチョコチョするのが、JR東日本のポスターでした・・・・言葉にちからがあります。

 一日も早く、レールをつなぐ。

 街と町をつなぐ。

 人と人をつなぐ。

 鉄道にできることは、それしかないけれど。

 つながれば、きっと誰かの力になる。

 つながれば、きっとこの国は元気になる。

 わたし達はそう信じています。

 (JR東日本 2011年4月のポスターより)

うー・・・ほんとにもうJR東はスキがないですね・・・もーもーもー。

この日は、仕事のあと、レンダさんのLIVEにいくので平井に行くところでした・・・うちからだと、山手線の、あっちとこっち。千葉と神奈川・・・のようなもの・・・・(←違う)。よくよく考えたらこんな距離を、線路がつないでくれているなんて、そしてすいっと運んでくれるなんて奇跡だ・・・・と、総武線快速の美男子顔に胸が熱くなりました。

 この写真はなんの関係もないですが載せてみました。

 つながる、ということについて、このところ考えさせられます。

 つながりにくい身体に生まれました。

 車掌とは、わたしとは関係のない人だと思っていた

 車掌はいつでもガラスの向こうで気取りっこな声でアナウンスなどして

 ときおり咳して目玉を交換していた

 車掌がおなじ人間だと今でも思いにくい

 だが いま 車掌がわたしに手を伸ばす

 長い腕 白い手袋

 「お客さん レッツ つながりましょう」

 JR東だから そんなことをわたしにささやくのかしら

 わたしは思いもよらなかったわ

 車掌とわたしが 構造的につながるなんて 

 わたしは車掌の両手を握る

 車掌の手とわたしの手は構造的にぴったりとはまるのであった

 そして車掌に引っ張られて

 やっとのことで銀色の車体に乗り込む

 お客さん あなたとわたしは つながった

 この同じ15両目にいる限り

 わたしたちの細胞は同じ速度でなめくり廻る

 トーテムポールを建てましょか

 共同体の証として

 黒曜石みたいな車掌のジャケットに・・・

 「あなたが死ねばわたしだってプロバブリイ生きてはゆけない」

 わたしは溶け込む 

 つながる

 鉄道という奇跡の海のなか

 つながる

 車掌さん 恥ずかしいです わたしの秘密がこぼれそうで

 つながる

 お客さん お客さん 山手線を 

 すぱっと横断

 YEAH !

 車掌に触れたら、禁止町!!

 最後はロケンロールな車掌であった

 「すべての正社員は敵である」

 「すべての言わされている言葉は敵である」

 「すべてのやらされている行為は敵である」

  

 わたしは、自分がどんなふうになり、どこに行こうとしているのか、よくわからないのです。いつでも2つの間にはさまって、たとえば男だけど女であったり、有職だけど無職であったり、先生だけど生徒であったり、医療なのか福祉なのか、生きているのか生きていないのか、名前もいくつもあったり、といったふうに、分類に混乱を生じる存在だと、そもそも数えられない、誰にもわたしの姿がみえない、その気分は、なってみたものでないと、わからないことでしょう。

 大学研究室の同窓会は、わたしのようにフリーな人間は行くべきではないのでしょうか。みなさんの好意にあまえてホイホイお伺いしますが、一般に無職な方はあまり来られません。だけどわたしは、無職でもがんばって、無職でもがんばって、顔を出し続け、無職であるということを、無職であるということを、伝え続けてゆきたいと思い・・・・

そう思ってきましたが

ときどき心が折れます。

けっこうぶっとい心をもつわたしでも、ふっと、見える景色が 自分の目なのに 誰かの目 みたいになって 自分で 自分を 折ってしまうことが あります 

・・・自分をなじるのは いつでも自分 自分をおとしめるのも いつでも 自分・・・

そんなグルグルした洗濯機のなかで踊っています ああ わたし どこに行くのかしら つながりにくい身体に生まれました つながりたいと 延ばしたわたしの手 車掌と ほんの一瞬 ふれあったわたしの手 どこにつながって ゆくのかな 正社員をいちど降りたら もう二度とは そこに戻れないのかな なんといっても 名刺を両手で受け取ることが もう 出来ない こんなわたしに ときどき声をかける人もいるよ きみといると 癒されるんだって さ 正社員が さ ああそうですか ラー油食べよう・・・

 

 つながる

 

 ということについて くどくど 考えすぎています。人と人とが出会うのも、影響を及ぼしあっているんだなあ・・・むしろ、つながらないではいられない、のかなあ・・・つながりかた、つながりの強さ、速さ、JR東日本がわたしにもたらした、つながりが ここにあります。

 夕べ、千葉の平井(←違う)のレンダさんのLIVEで感じたのはそういったことでした。